学校の芸術鑑賞(演劇・朗読劇)の「劇団 新制作座」の演目「演劇 泥かぶら」について

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泥かぶらのあらすじ

演劇 泥かぶらのあらすじについて

ものがたり

この物語は、ふためと見られぬ、
醜い顔をしているため、
「泥かぶら(泥まみれの大根)」と
あだ名をつけられた子どものお話でございます。

泥かぶらのあらすじ1
みなし子の「泥かぶら」は、人々の嘲笑のまとになり、
石を投げられたり、唾を吐きかけられたりして、
少女の心は日一日とすさみ、
粗野で荒々しい子になっていきました。

今日もわけもなく石つぶてを浴びせかけられ
悔しさに荒れ狂っています。
そこへ旅の老法師が通りかかり、
「きれいになりたい」と慟哭する少女に
美しくなる方法を教えてくれました。

自分の顔を恥じないこと
どんな時にもにっこり笑うこと
人の身になって思うこと

この3っを守れば村一番の美しい人になれるというのです。

毎日毎日来る日も来る日も
少女の努力は続きました。

ある日のこと
思いもよらぬ事件がおこり、こずえから少女は濡れ衣を着せられることに・・・。

それも耐え抜いた少女は、
今度こそ綺麗になっているはずと、川面に顔をうつします。

しかし・・・
少しも綺麗になってはいませんでした。

そこへ遠くから必死に少女を呼ぶ声がします。

それは、こずえでした。

こずえは少女にとって初めての友達になりました。

少女は薬草を求める貧しい農夫のために、
猿でなければ登れないという険しい山道を喜々として登り、
薬草をとって軽々と駆け下りてきたのでした。

少女は想像もしない、
農夫の言葉に驚きます。

ありがとうよ! ありがとうよ!

美しくなることより、
働くことに喜びを見つけた少女は叫びます。

泥かぶらは泥かぶら、
どんなにしたって泥かぶら
逆立ちしたって泥かぶら

何年かの月日が流れました、
少女は、
村の人々のお使いや子守に駆け回る
気持ちの優しい人気者に成長していました。

そんなある秋の日
人買 次郎兵衛という男が村に現れ、
無理やり農夫の娘を連れ去ろうとしました。
居たたまれず飛び出した少女は、
「あたいじゃ駄目かい?」
と、身代わりを申し出るのでした。

少女は、おそろしい人買との旅の間も
愉快で軽やかに歩き、毎日笑い転げていました。
みなし子の少女は問いかけます。

「おとっつぁんっておじさんみたいなんだね?」

次郎兵衛も悪い気持ちではありませんでした。

しかし

売られていく先は
地獄のような場所

月の光が冴えわたる、次郎兵衛との最後の夜、
少女がみつけた
旅の老法師の言葉の意味は何だったのでしょうか?


学校関係者の皆さまへ「泥かぶら」上演のご案内

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