学校の芸術鑑賞(演劇・朗読劇)の「劇団 新制作座」の歴史(沿革)

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新制作座のあゆみ

劇団 新制作座の沿革

1950年
眞山美保写真 (昭和25年)
真山美保・槇村浩吉・草村公宣の3人が集まり、劇団新制作座を創立。
1952年
眞山美保 泥かぶらパンフレット写真 眞山美保の処女作「泥かぶら」誕生
(翌年、文部大臣奨励賞受賞)
戦後の地方公演を通して出会った、紡績工場の女工さんをはじめとする、多くの働く庶民に贈った作品。
1953年
第二作「草青みたり」上演写真 第二作「草青みたり」上演
戦争未亡人の中原みつの再婚を通して、逞しく正直に生き抜く大衆の姿を描いた作品。
映画化 ”陽のあたる家”(田畠恒男監督)
1954年
眞山美保 「馬五郎一座顛末記」パンフ写真 第三作「馬五郎一座顛末記」上演
おちぶれた旅回りの一座が炭鉱労働者との共感と団結の中から、新しい演劇の自立の道を掴む物語。

「青春」上演
原作は、フランスの女流作家 ジョルジュ・サンドの「愛の妖精」 こおろぎと呼ばれる、みっともない女の子と青年ランドリーのひたむきな純愛を描いた物語。

「野盗、風の中を走る」上演
七人組の野盗が、偶然通りかかった村で身を守るため嘘をつく、それがやがて波紋を呼び残忍な領主に追われる身となる、村人に匿われた野盗たちは戦いの中で死んでいき、抵抗を守りゆいた村人たちの英雄として語り伝えられるまでの物語。

映画化 ”浮草日記”(山本薩夫監督)
1955年
新制作座が東京都杉並区井荻にお稽古場を建設した当時の写真 半年に及ぶ「泥かぶら」初の九州公演が大成功をおさめ、東京都杉並区の井荻にお稽古場を建設。
1956年
第四作「あゝ薔薇の花は何処に咲く」上演
映画化”倖せは俺らの願い”(宇野重吉監督)
1957年
「青春」パンフ 第五作「鳶の巣村快挙録」上演
眞山美保、日本新劇団代表の一員として中国・朝鮮を訪問
第六作「青春」上演
眞山美保著 「日本中が私の劇場」刊行
1958年
「野盗、風の中を走る」パンフ 第七作「野盗、風の中を走る」上演
同名で映画化(稲垣浩監督)
1959年
永年の地方公演活動の貢献に対して、眞山美保が第七回菊池寛賞を受賞 永年の地方公演活動の貢献に対して、眞山美保が第七回菊池寛賞を受賞
1960年
1960年「新制作座フェスティバル」誕生写真 眞山美保作・演出により歌と踊りとマイムを演劇的に構成した「新制作座フェスティバル」誕生
1961年
1961年日比谷野外音楽堂に七千人を集め、民族の”夏の祭典”開いた新制作座 画像 日比谷野外音楽堂に七千人を集め、民族の”夏の祭典”開く
「野盗、風の中を走る」 延若、富十郎、猿之助らによって歌舞伎座で上演
1963年
1963年「新制作座文化センター」竣工写真 インドネシア公演、スカルノ大統領の歓迎をうける眞山美保と劇団員たち

九月、八王子市西郊の自然の丘陵に「新制作座文化センター」竣工
1964年
1963年新制作座機関誌「われわれの演劇」の表紙写真 新制作座機関誌「われわれの演劇」の表紙より
1965年
劇団創立十五周年。赤坂プリンスホテルで祝賀会
1967年
1967年新制作座「野盗、風の中を走る」再演写真 「野盗、風の中を走る」再演。歌舞伎でも名古屋御園座で再演
1971年
1971年新制作座劇団創立二十周年。帝国ホテルで祝賀会写真 「泥かぶら」ブラジル公演。
劇団創立二十周年。帝国ホテルで祝賀会
1972年
眞山青果劇場が発足
眞山美保の演出で「頼山陽」上演。
ブラジル独立150周年記念に「新制作座フェスティバル」ブラジル公演。
新制作座俳優の家一号館完成
1974年
1974年青果劇場第二弾「江戸城総攻」上演写真 青果劇場第二弾「江戸城総攻」上演
1975年
中国人民対外友好協会の招きで、眞山美保団長以下20名が友好訪問
「眞山青果全集」(全二十五巻-講談社)再刊
1976年
青果劇場第三弾「平将門-私闘時代-」上演
1977年
1977年中国人民対外友好協会の招きで、眞山美保団長以下50名が友好訪中公演写真 中国人民対外友好協会の招きで、眞山美保団長以下50名が友好訪中公演
青果劇場第四弾「嵐の中の男たち-颶風時代-」上演。
眞山青果記念館竣工
1979年
眞山美保団長以下14名、中国友好訪問。
東方歌舞団北京公演に参加
1980年
劇団創立三十周年。中国から王炳南先生を団長とする対外友好協会代表団、中国歌劇舞劇院代表団を迎え祝賀会(ホテルオークラ)を催し、新制作座と合同公演。
俳優の家二号館(観月楼)落成。
1981年
青果劇場「頼山陽」再演、全国公演。
1982年
眞山青果賞創設。第1回は、片岡孝夫(現、仁左衛門丈)が受賞。
1983年
眞山青果作、眞山美保演出の「血笑記」で歌舞伎俳優、新制作座文化センターで合宿稽古。9月、歌舞伎座公演。
1984年
訪中青年友好三千人交流に劇団二世俳優参加。
俳優の家三号館(梅桜舎)落成。
第3回青果賞、中村吉右衛門丈、尾上辰之助丈受賞(第2回該当者なし)
1985年
青果劇場第六弾「坂本龍馬」を全国巡演。
八月「坂本龍馬」を新橋演舞場で歌舞伎俳優と合同公演。「泥かぶら」も同時上演。劇団創立35周年、東京会館で祝賀会。
1986年
第五回青果賞、中村雀右衛門丈受賞。
1987年
第6回青果賞、中村歌右衛門丈、永山武臣氏同時受賞。
1988年
全国公演活動と国際文化交流による貢献によって、
眞山美保、第四回東京都文化賞受賞。
1989年
王炳南先生(前中国人民対外友好協会会長)を偲ぶ会を主催(東京会館)
山梨県韮崎に「芸術の家」完成
1992年
「京劇坂本龍馬」中国公演に協力
1995年
劇団創立45周年、東京会館で祝賀会
「新制作座フェスティバル-万国旗を子供たちから奪わないで-」上演
1996年
「新制作座フェスティバル」中国訪問公演
2000年
劇団創立50周年、東京会館で祝賀会。
2002年
「泥かぶら」誕生50周年、上演回数15,000回を超える。
2005年
劇団創立55周年を迎える。
長年に亘る演劇活動に対して眞山美保、(社)日本演劇協会より演劇功労者賞を受賞。
2008年
故・周恩来総理の生誕110年記念音楽祭に招かれ、人民大会堂の舞台に立つ新制作座。 故・周恩来総理の生誕110年記念音楽祭に招かれ、人民大会堂の舞台に立つ新制作座。

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